群馬大学生作「群馬のかるた1997」

  ※掲載は読み句のみです。
※読み句のうしろの( )内に解説文の要約を書きました。
※読み句を調整する時間が不足したため、未完成の札があります。
今も昔も 賑わう伊香保(万葉集にもその名を歌われた温泉地)
老若男女 住みよい群馬(群馬県への期待を込めて)
榛名湖浮かぶ 白鳥丸(昭和初期の流行歌「湖畔の宿」のモデル地)
日本のヘソで ヘソ祭り(渋川市所在、高さ50mの観覧車を備えた遊園地)
星野富弘 口で絵を描く(勢多郡東村出身、頸椎損傷後に描いた花の詩画が感動を呼ぶ)
へ 平和を願ったキリスト教(新島襄と対外蚕糸業がキリスト教の普及と群馬の近代化を推進
利根が育む 関東平野(日本最大の平野、そこを流れる利根川流域面積は平野の半分を占有)
茶釜とたぬきの 茂林寺(館林市にある曹洞宗の寺、参道に狸像が立ち並ぶ)
りんりんと咲く 水芭蕉(サトイモ科ミズバショウ属の多年草、湿原に生息、尾瀬ヶ原が有名)
温もり湯の郷 猿ヶ京(新潟県との県境に位置する上杉謙信ゆかりの温泉)
流浪の親分 国定忠治(1810年生、佐波郡国定村出身の上州きっての博徒)
和銅に建立 多胡の古碑(国指定特別史跡、日本三古碑の一つ、「多胡郡」設置の記念碑)
観音見守る 高崎市(群馬県第2の中核都市、市南西部の観音山には百衣大観音が立つ)
養蚕製糸の 近代群馬(開港以降、生糸出荷の運上金で多数の近代的施設が建設される)
旅して世直し 東野黄門(富岡市生まれの東野英治郎、14年にわたり「水戸黄門」を名演)
歴史を語る 碓氷の名所(難所として有名な峠、童謡「もみじ」のもととなった場所)
素振りの優雅な 八木節音頭(堀込源太を始祖とする明治期にできた郷土芸能)
つつじ満開 五月の祭り(館林藩主夫人の鎮魂のため植樹、樹齢650年を越す巨木多数)
願い叶える 高崎達磨(高崎市少林寺、一月六、七日に福運を招く市開催)
夏の風物 群馬の雷(熱雷の発生は全国有数、雷に関する諺も多い)
昔の足跡 岩宿遺跡(笠懸町所在の岩宿遺跡、1946年に相沢忠洋氏が発見)
宇宙へ夢のせ 向井千秋(館林市出身の日本人初の女性宇宙飛行士、’98年シャトル搭乗)
望み託して 貫前神社(富岡市所在の上州一ノ宮、下り参道と数々の古風な神事が珍しい)
荻原制した ノルディック(草津町出身の萩原健司、国内・世界記録を持つ名スキーヤー)
草津白根 自然の宝庫(那須火山帯に属する活火山、白根山)
山にそびえた 金山城(太田市の金山丘陵に作られた中世の城、数々の実戦を乗り越えた)
前橋彩る 夏花火(例年8月中旬に前橋市大渡橋下で行われる盛大な花火大会)
県を貫く 高速道路(関越、上信越自動車道が藤岡市を交点に群馬を縦断)
文学の道標 朔太郎(前橋市出身、「月に吠える」「青猫」等大正期に活躍した叙情歌人)
小町祈願の 塩畑薬師(富岡市在、塩畑堂橋の側にある塩薬師堂は小野小町の祈願所)
駅伝観戦 新春恒例(駅伝最高峰の日本実業団対抗駅伝競走大会、例年元日に開催される
鉄道走る 渡良瀬渓谷(桐生市と栃木県足尾町を結ぶ第3セクタ-鉄道、沿線は渓谷美)
明日も吹くよ 空っ風(毎年冬期に吹き荒れる乾いた北西風)
栄える県都 前橋市(群馬県の政治・文化・経済の中心地、古くは生糸のまちとして栄えた)
キャベツ こんにゃく 生しいたけ(群馬県が全国に誇る特産物
夢を謡った 和三郎(勢多郡東村出身の作詩家石原和三郎、「兎と亀」などを作詩)
め 目指せ優勝! 上毛かるた(1947年に作られた群馬県の郷土かるた、毎年県大会開催)
みんな幸せ 安中榛名駅(長野新幹線開業により誕生した駅、高崎と軽井沢の中間に位置)
自然と文化の 群馬の森(高崎市岩鼻町にある自然豊かな県立公園、博物館、美術館あり)
日射しに映える 藤岡瓦(起源は奈良時代、豊富で良質な粘土、埴輪製作を生かして発展)
もう一度読みたい あだち作品(伊勢崎出身の漫画家でファン多数、代表作は『タッチ』)
青白湯釜 白根のシンボル(那須火山帯に属する活火山、白根山)
ストレス癒す 草津の名湯(日本有数の湧出量を誇る温泉、秀吉や家康も支持)
2016年02月14日